登るなら「低い山」に限る!? 3つの理由
達人が教える低山ウォーキングの愉しみかた
低山の歩き方「登りは踵で歩く、下りは爪先で歩く」
山の斜面では意識して歩幅を小さくし、登りも下りも靴底を地面にフラットに着地する。これを初心者が意識しないでやると、登りは「つま先」から着地し、下りは「かかと」から着地しがちだ。
これでは靴底が地面に接触する面積が少なくなりスリップしやすくなる。従って「登りではかかとから」「下りではつま先から」踏み込むように。これを意識して実行すると靴底全体が斜面とフラットになり滑りにくくなる。
特に急な登りの斜面では足先を開いて「逆ハの字」にすると歩きやすくなる。下りはへっぴり腰にならず真っ直ぐに立ち「つま先」からリズミカルに下りよう。
登り
× つま先着地は靴底の接地面積が少なく滑りやすい。
◎ つま先からかかとまでしっかりと地面につけると安定する。
下り
× かかとから着地すると重心が後ろになるので滑りやすく危険。
◎ つま先を意識し、靴底全体が地面に接地するようにすると安定する。
小林泰彦(こばやし やすひこ)
画家、イラストレーター。1935年、東京生まれ。著書『日本百低山』(文春文庫)は、全国100+1の名低山を美しいイラストとともに紹介した本邦無二の低山ガイドブック。一山ごとに趣の違う景色が目の前に広がるようで、読み物としても楽しめる。その他著書多数。
画家、イラストレーター。1935年、東京生まれ。著書『日本百低山』(文春文庫)は、全国100+1の名低山を美しいイラストとともに紹介した本邦無二の低山ガイドブック。一山ごとに趣の違う景色が目の前に広がるようで、読み物としても楽しめる。その他著書多数。
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